salu! 2017.春no.106
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保健師の『へるしーあい』保健師の『へるしーあい』第31回よい眠りを手に入れて、こころもからだも健康に♪ 睡眠には、心身の疲労を回復させる働きがあり、睡眠不足や質の低下は、生活習慣病のリスクが高まります。また、不眠がうつ病のようなこころの病につながることや、睡眠障害※等による日中の眠気が、ヒューマンエラーによる事故につながることも明らかになっています。睡眠を見直して、こころとからだの健康づくりを目指しましょう。(※睡眠障害…不眠症、睡眠呼吸障害、過眠症、概日リズム睡眠障害など)睡眠不足は生活習慣病を招く!? 睡眠不足は、肥満、高血圧症、糖尿病、循環器疾患、メタボリックシンドロームのリスクを高めます。食事や運動など生活習慣が乱れ、食欲やエネルギーに作用するホルモンに影響を及ぼすと考えられています。十分な睡眠をとり、健康なからだを手に入れましょう。「寝だめ」は悪影響!? 睡眠を「貯める」ことは残念ながらできません。休日に遅い時間まで眠っていると、体内時計がずれて夜型化し、日曜日の夜に眠れなくなったり、月曜日の朝の目覚めが悪くなったりします。勤労世代は睡眠不足が多い!? 成人の標準的な睡眠時間は6~8時間で、6時間を下回ると日中に眠気を感じやすくなります。睡眠不足は注意力を散漫にし、仕事の能率を低下させ、事故やミスの危険性を高めます。 夜に睡眠時間が確保できなかった日は、30分以内の短い昼寝がおすすめです。参考:厚生労働省健康局 「健康づくりのための睡眠指針2014」, 睡眠医療プラットフォーム http://sleepmed.jp/platform/ 休日もいつもどおりに起きることが、健康への近道だったんだ!!食 事運 動睡 眠6
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